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日本初の女性バスガイド 別府観光の初期支える 村上アヤメさん死去 98歳

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 昭和初期の別府をめぐる遊覧バスで、日本初の女性バスガイドとして活躍した村上アヤメ(むらかみ・あやめ)さんが3月30日午前3時半ごろ、大分県別府市内の病院で老衰のため死去した。98歳。大分県玖珠町出身。自宅は別府市光町16ノ10。関係者だけで密葬を済ませた。親交のあった人たちでつくる「アヤメ会世話人会」が、4月26日に別府市中央町5ノ17の亀の井ホテルでお別れの会を開く。

 村上さんは1928年、大分県内の高等女学校を卒業後、当時の亀の井自動車にバスガイドの原型とされる初代「少女車掌」として採用された。別府観光の祖・油屋熊八が考案した、地獄めぐりを中心とした定期観光バスに、案内役として6年間乗車した。

 スカートに革帽子姿で、七五調で案内するというハイカラなスタイルで人気を集め、33年には、その声がレコード化された。バスを降りた後は後輩の指導に当たった。

 90代になっても七五調で美声を披露、別府観光の語り部としても一役買っていた。

【写真】日本初の女性バスガイドだった村上アヤメさん=1930年ごろ(大分県別府市の平野資料館提供)

=2009/04/01付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2009-04-01 00:24 | 大分


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