http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20090322-OYT8T00254.htm
山鹿市は、地元の歴史・文化遺産を生かしたまちづくりを支援する「歴史まちづくり法」に基づく事業計画の認定を国から受けた。九州では初の認定。 同法は、歴史的価値の高い建造物や街並みの保全などを目的に制定され、昨年11月に施行された。 市は市中心部の国重要文化財の芝居小屋「八千代座」を核とした一帯約530ヘクタールと、菊鹿町の国史跡の古代山城(さんじょう)「鞠智(きくち)城跡」の一帯約1120ヘクタールを計画の重点区域と位置付けた。そのうえで、地域の歴史文化や伝統を守り、活性化に生かしていくため、国や県、民間を交えて協議し、同法に基づく「歴史的風致維持向上計画」を策定し、2月に国に提出した。 計画では、八千代座周辺に多目的ホールなどを備えた地域交流センターや広場などを整備。地元に親しまれていた温泉施設「さくら湯」を再建することなどを盛り込んでいる。鞠智城の周辺整備は来年度、県が策定する計画に基づいて進める。 認定に伴い、事業実施の際に、国からの補助金が上乗せされるなどの利点がある。八千代座や鞠智城跡周辺では、周囲の景観に合うよう建築物を原則13メートル以下とする高さ規制や屋外広告物の規制なども行うという。 中嶋憲正市長は「認定は、素晴らしい歴史、文化が息づいていることの証し。地元を全国に発信し、市民が古里に誇りをもつことにつながれば」と話している。 【写真】国に認定された市の計画で、中核の一つに位置づけられている芝居小屋「八千代座」 (2009年3月22日 読売新聞)
by mo_gu_sa
| 2009-03-22 00:00
| 熊本
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