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熊本県人吉市の旅館の女将(おかみ)でつくる「人吉温泉さくら会」が4月からJR熊本―人吉間で運行する蒸気機関車「SL人吉」の到着を前に「ぽっぽ鍋」=写真=を考案した。その試食会が19日、同市であった。
鍋には、SL人吉を描いた円すい状の特注ぶた(直径20センチ)を使用。ふたの先端は煙突の形で、煮えると、SLの蒸気のように白い湯気が吹き出す仕組み。モロッコ料理などに使われ、三角形のふたが水分を効率的に循環させるタジン鍋がヒントになったという。
具材は地場産のシシ肉や地鶏、野菜など。ぽっぽ鍋の“動力”は石炭ではなく固形燃料だが、観光関係者は、本物のような力強いけん引を期待している。 (人吉)
【写真】SLが描かれた鍋ぶたの先端から湯気が吹き出す「ぽっぽ鍋」
=2009/02/19 西日本新聞=