http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_123595347751.html
由布院温泉(由布市湯布院町)で観光客の人気を集める「辻(つじ)馬車」が一日、今年の運行を始め、由布院盆地に春の訪れを告げる軽快なひづめの音が響き渡った。通常運行は二日から。
JR由布院駅前で初日恒例の「辻馬車開き」があり、桑野和泉・同温泉観光協会長が「湯布院のシンボルである辻馬車に乗り、四季折々の景色を楽しんでほしい」。大勢の観光客や家族連れが足を止め、馬を優しくなでたり、記念撮影したりしていた。
辻馬車は一九七五年の県中部地震を契機に、湯布院の健在ぶりを全国にアピールしようと始まった観光名物。由布岳を望む盆地の田園地帯を巡る約四キロのコースを、約五十分かけて走る。
料金は中学生以上が千五百円、四歳以上小学生以下は千円。運行に関する問い合わせは由布院温泉観光案内所(TEL0977・84・2446)。
【写真】地元関係者を乗せJR由布院駅前を出発、走り初めをする辻馬車=1日、由布市湯布院町