http://kyushu.yomiuri.co.jp/entame/onsen/info44/in_44_08083101.htm
日田市天瀬町のJR天ヶ瀬駅前に、手だけを温泉につける「手湯」がお目見えした。
凝灰岩をくりぬいた楕円(だえん) 形の手水鉢(ちょうずばち)(高さ約85センチ、幅約1・2メートル、奥行き約80センチ)に、約1キロ山手の源泉からひいてきた硫黄泉をため、掛け流しにしている。同町の天ヶ瀬温泉旅館組合「あまがせ女将(おかみ)の会」(佐藤美香会長)が、観光客が駅に着いた時から温泉地の雰囲気を味わってもらおうと設けた。
同会は5月から、ピアノ曲にアレンジした歌手島倉千代子さんの「天ヶ瀬物語」を駅構内で放送、外国人観光客のために英語と韓国語の案内板を取り付けるなど、市からの補助金20万円など計約60万円をかけて整備を進めてきた。
佐藤会長は「みなさんに喜んでもらえ、名所の一つになればうれしい」と話している。
【写真】「手湯」に手をつける「あまがせ女将の会」の佐藤会長(右)ら
(2008年8月31日 読売新聞)