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1800キロ 特産交流 雪を陸送「かまくら」贈呈 お返しに竹灯籠1500本

山形・新庄市→鹿児島・さつま町
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/74578

 鹿児島県さつま町の子どもに「かまくら」を贈ろうと、雪深い山形県新庄市の市民団体が準備を進めている。雪を約1800キロ陸送し、現地でかまくらをつくる。

 かまくらを贈るのは、まちおこしイベント「百円商店街」を提唱する同市の「AMP」(斎藤一成代表)。商店街を百円ショップに見立てて全店に百円グッズを置く企画で、これに賛同したさつま町の商工関係者が「雪をもらえないか」と打診した。

 運送は新庄市で建設会社を営む矢作豊寿さん(53)が引き受け、家族でトラックを運転して現地に届ける。さつま町では7日に百円商店街「さつま百縁祭」が予定されており、先に現地入りしたスタッフが会場にかまくらをつくる。

 帰りのトラックには、さつま町特産の竹を使った「竹ホタル」1500本を積み込む。毎年末に同町で開く「みやんじょ温泉竹ホタル」で使用する灯籠(とうろう)で、9日夜から新庄市内でともす。

 斎藤代表は「迷惑な雪もさつま町では喜んでもらえる。『百円』で生まれた縁を大切にしたい」と話し、さつま町商工会の小牧紘一会長も「かまくらは呼び物になり、にぎやかになりそう。先日、地元のJAが山形へタケノコを売り込みにいったばかりで、今後、雪と竹で関係を深めていければ」と期待している。

=2009/02/01付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2009-02-01 00:14 | 鹿児島


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