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江戸時代の旅紹介 道中日記など資料90点 宇佐市

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 江戸時代の庶民の旅を紹介する県立歴史博物館の企画展「江戸の旅‐出張・祈り・観光・湯治」が3月1日まで、宇佐市高森の同博物館で開かれている。道中日記など約90点の資料が、江戸時代の日本を行き来した旅人の姿を再現している。

 企画展は4部構成。特に、日田をはじめとする幕府領の年貢米を、船で江戸や大坂に送り届ける役目を負った農民「上乗人(うわのりにん)」を中心に展示。藤野木村(現・中津市山国町)の園田富右衛門の日記を基に、100日以上かかった「公務出張」ともいえる旅を、絵図や浮世絵などで解説している。

 このほか、「旅の準備」の部では、全国の航路や宿場などが記された携帯地図や旅人の身元を保証する手形、船旅に使われ、非常時には救命具にもなったとされる船箪笥(だんす)を展示。「寺社参詣」では、伊勢参りが現在の旅行代理店のような「伊勢御師(おんし)」が介在、奈良と京都の見物を合わせた“パック旅行”になっていたことを紹介している。

 また、「豊前・豊後の魅力」では、名古屋の商人の宇佐神宮や耶馬渓への旅行記を展示。全国の温泉番付などで別府が人気の温泉地であったことなどを示している。

【写真】県立歴史博物館で開かれている企画展「江戸の旅」

=2009/01/26付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2009-01-26 05:09 | 大分


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