http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_123198197115.html
別府発の町おこし手法を全国へ―。ハットウ・オンパク(別府八湯温泉泊覧会)を主催するNPO法人「ハットウ・オンパク」(鶴田浩一郎代表理事)は、オンパク開催で培った地域活性化のノウハウを全国各地に伝授。本年度は十カ所で“ご当地オンパク”が開かれるなど広がりを見せている。鶴田代表理事は「二〇一〇年度には全国三十地域に広げたい」と話している。 (写真は各地の“ご当地オンパク”パンフレット) オンパクは体験型プログラムを通じて、地域の魅力を再発見してもらうイベント。別府では〇一年秋に始まり、これまで十三回開催した。 〇七年に経済産業省の「地域新事業活性化中間支援機能強化事業」に採択され、全国展開を始めた。開催希望地に出向き、地域資源の洗い出しや組織の立ち上げ、イベント開催、持続的な運営体制の確立などを包括的にサポートしている。 本年度初めて開かれた宮崎県都城市の「都城盆地博覧会・ボンパク」では定員五百人に対し、四百五十人が参加して集客率は90%。人口七万人ほどの岡山県総社(そうじゃ)市の「みちくさ小道」では集客率97%を達成した。「温泉のない地域や小都市でも、地域活性化モデルとして機能できることが証明された」としている。 鶴田代表理事は「オンパクは自分たちも楽しみ、地元のことを知ろうとする取り組み。地元の人が地元を愛するようになる効果があり、短期間で地域を劇的に変えることができる」。 福岡県久留米市で昨年十、十一月に開かれた「久留米ほとめきまち旅博覧会」の岩原彰実行委員は「地元の人に観光情報を発信できたり、プログラムの中から新しいビジネスが生まれるなど大きな効果があった。まちの活性化に寄与でき、指導を受けて良かった」と話している。 <ポイント> ハットウ・オンパク 別府市で昨春に開かれた第13回では「まちの遊び場」「まちの社交場」「癒やしの地=ゲンキでキレイ」などのテーマで、路地裏の名湯巡り、とり天食べ歩き、温泉成分を使ったエステなど計105種類・延べ470回のプログラムを実施。約3600人(集客率72%)が参加した。
by mo_gu_sa
| 2009-01-15 10:08
| 大分
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