http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20081227AT1G2603O26122008.html
環境省は26日、温泉資源の保護に関する指針案を中央環境審議会(環境相の諮問機関)の専門委員会に提示し、大筋で了承を得た。温泉が枯渇し始めている地域などで新たな掘削を原則禁止にする。過度な開発を防ぎ、温泉資源を持続的に利用できるようにする。今年度中に都道府県に通知。知事が温泉掘削の許可を出す際の基準にしてもらう。
指針案では一定の区域内で温泉の採取量が限界に達している場合、温泉法に基づいて新たな掘削を原則禁止する方針を明記した。具体的な区域の設定については都道府県の審議会などの意見を聞いたうえで決める。
このほか指針案では、温泉の成分や井戸の水位を定期的に観測する必要性を指摘し、都道府県と源泉の管理者が協力してデータを収集するよう求めた。