人気ブログランキング | 話題のタグを見る

船小屋温泉:鉱泉生かした作品や商品で魅力発信 来月の鉱泉祭で100点披露 /福岡

http://mainichi.jp/area/fukuoka/archive/news/2008/08/08/20080808ddlk40040394000c.html

 ◇陶磁器、写真、食パン、染め物、木工…
 筑後市内の陶磁器作家やカメラマン、パン職人ら5人が、同市の船小屋温泉の鉱泉を活用した作品や商品を作っている。それぞれの技術を生かして完成させたもので、9月21日に同温泉南側の中ノ島公園などで開かれる第1回船小屋鉱泉祭(筑後青年会議所主催)で作品を披露する。【松尾雅也】

 明治から昭和にかけて湯治場としてにぎわった同温泉の魅力を見直そうと、同市山ノ井の陶磁器作家、安西司さん(41)が呼び掛けた。

 各作品に共通するのは、船小屋温泉の鉱泉と湧出(ゆうしゅつ)口に沈殿する鉄分を多く含む泥を使った点。安西さんの作品は泥を釉薬(ゆうやく)に使った陶磁器で、さび色の仕上がりが特徴。写真は同温泉で写真館を営むカメラマン、鹿田典夫さん(51)が泥の鉄分などを塗って作った感光紙に日光で映像を焼き付け、絵画のようなセピア色の写真になっている。

 食パンは、同市山ノ井の製パン業、深町真也さん(30)が、小麦粉を鉱泉で練った生地で焼き上げ、鉄分を多く含み、ふっくらとしている。このほか、染め物や鉄分で着色した木工作品など計約100点が当日並べられる。

 安西さんは「船小屋温泉は郷土の宝。昔からの鉱泉を生かした作品で地元の魅力が発信できればうれしい」と話している。船小屋鉱泉祭では商品の販売もある。問い合わせは安西さん090・1084・4444。

〔筑後版〕

毎日新聞 2008年8月8日 地方版
by mo_gu_sa | 2008-08-08 16:01 | 福岡


<< 別府八湯88か所巡り、8月8日... 猛暑で売れる地サイダー、包帯パンツ… >>