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待ってました新戦力 商工会青年部員減で四苦八苦「素人芝居」 13日、天ケ瀬温泉で公演

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 日田市天瀬町の天ケ瀬温泉で13日に開催される「あまがせ素人芝居」を前に、日田地区商工会青年部のメンバーが連夜、練習に励んでいる。42回目の今年は、新戦力として日田三隈高演劇部出身の横尾亜弥さん(19)も加わり、新たな舞台づくりへと一歩を踏み出した。

■日田三隈高演劇部出身横尾さん助っ人「芸の幅広げるチャンス」

 素人芝居は、温泉街の有志が玖珠川の河原に竹小屋を組んで始めた。商工会青年部が引き継ぎ、春の観光シーズンに合わせた呼び物として時代劇や剣劇を披露、人気を集めている。しかし、高齢化、若者の都市への流出も進み、部員数は徐々に減少。役者をそろえるのに四苦八苦していた。

 そんな矢先、部員の1人、中野邦彦さん(39)が2月、日田三隈高演劇部が九州大会で2年連続優勝したことを知り、学校に打診。卒業生の横尾さんに白羽の矢が立った。横尾さんは当初、「未経験の分野」と二の足を踏んだが、「日田でアマチュア演劇人として活動していきたい。芸の幅を広げるチャンス」と考え、アルバイトの時間をやりくりし、練習に加わるようになった。

 横尾さんが出演するのは人情劇「浜の兄妹」。漁師の娘の縁談に横やりを入れ、破談にさせてしまう敵役「お梶」を演じる。高校時代の舞台演劇とは違い、素人芝居では大きな体の動きや声の抑揚が求められ、戸惑いもあるが、父親の年齢に近い部員たちと呼吸を合わせる。

 横尾さんは「人の感情を表現し、伝えるという意味では、スタイルは違っても同じなのだと実感している。劇を演じる部員たちの団結力にも感心している」と、本番に向け、練習を重ねている。

 天瀬公民館での公演は午後1時、同6時の2回、入場無料。同市観光協会天瀬支部=0973(57)2166。

【写真】あまがせ素人芝居へ向け、日田地区商工会青年部のメンバーと練習する横尾亜弥さん(右)

=2008/04/09付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2008-04-09 11:08 | 熊本


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