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「新幹線を地域振興に」知事、首長を訪問

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 九州新幹線長崎ルート(武雄温泉?諫早間)の着工認可を受け、古川康知事は7日、鹿島市や江北町など沿線自治体を中心に3市7町を訪れ、起工式への出席と新幹線を生かした地域振興の取り組み推進を呼びかけた。反対を続ける江北町の田中源一町長は「反対は変わらない」としながらも「会談が持てたことで、町づくりなど県と話がしやすくなった」と対話継続に期待を示した。

 今回の訪問は鹿島市や江北町との融和を図るとともに、これまで建設促進に向けて協力してきた市町へのあいさつを兼ね、9日までの予定で県内全市町を訪れる。

 古川知事は田中町長との会談で「本格的に工事が始まれば活用策を含め、力を合わせて地域の発展つなげたい」と理解を求めた。田中町長は「新幹線では意見は合わないが、今後は町益を考え、いろいろな面で県に要望をしていきたい」と話した。起工式の出席は「私は出ないだろうが、町としてどうするか検討する」とした。

 反対運動を終息させた鹿島市の桑原允彦市長との会談では「新駅ができる嬉野から、どうやって鹿島まで観光客を引っ張ってくるかなど県としてもできるだけのことをしたい」と呼びかけた。

 桑原市長も「今までのことを踏ん切り、市民の気持ちが前に向いていけるよう取り組みたい」と述べ、今後は地域振興に向け、協力していくことを確認した。起工式には「鹿島市としては出席するが、私自身が出席するかは検討したい」と明言を避けた。

 この日はこのほか、多久市や吉野ヶ里町などを訪問。鹿児島ルートとの結束点となる鳥栖市の橋本康志市長は「(活用策は)大きな宿題。シンポジウムの実施など今年一年かけ、考えていきたい」などと話した。

【写真】28日の起工式の出席を鹿島市の桑原允彦市長に要請する古川康知事(左)
by mo_gu_sa | 2008-04-07 22:33 | 佐賀


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