http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kumamoto/20080111/20080111_002.shtml
菊池市は10日、「歓楽街」というイメージが強い菊池温泉を「健康的な温泉地」として発信しようと、「市健康づくり温泉大学」と銘打った市民講座を開校した。温泉を活用した運動や健康料理などを学び、修了生は市が認定する「温泉アドバイザー」として、健康づくりに役立つ温泉活用法を市民や観光客にPRする。 同市によると、菊池温泉は1990年前後のバブル期を中心に、宴会目的に訪れる団体の宿泊客が目立った。現在はピーク時に比べ観光客数自体が減っているが、今でも「歓楽街」のイメージは根強いという。 このため市は2002‐06年度、温泉街を活性化させる新たな魅力づくりの一環として、観光協会などと連携して温泉を活用した健康づくり教室を実施。5つの市民グループも自主講座を開設するなど、「健康」をテーマにした温泉利用が広がっており、温泉大学の開校に結び付いた。 温泉大学は3月13日まで毎週木曜日の計10回、専門家を招いて講座を開くほか、温泉の浮力を利用した筋力トレーニング、柔軟体操、効果的な歩行浴など健康づくりに向けた入浴法を学ぶ。健康に良い料理の調理法やウオーキングなど、温泉以外の健康づくり学習も計画している。 同市隈府の菊池観光ホテルであった開校式には、受講生約30人が出席。温泉の効力を医学的に考える温泉療法医の谷崎俊哉氏は初講義で「温泉水の薬効を得るだけなら入浴剤でもできる。温泉の大きな意義は、周囲の自然環境に触れ、精神的にリフレッシュすること」などと説いた。 【写真】約30人の受講生が集まった「菊池市健康づくり温泉大学」の開校式 =2008/01/11付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa
| 2008-01-11 11:12
| 熊本
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