http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080204AT1G0200Z04022008.html
旅行者の心をくすぐる魅力的な観光地を増やそうと、国土交通省は滞在型観光や外国人客誘致に熱心に取り組む全国69カ所を選定し、冊子にまとめた。紹介されている地域は集客法やもてなしに工夫を凝らし、実際に観光客数を伸ばしている場所ばかり。同省は「観光を生かしたまちづくりの一助にしてほしい」(観光地域振興課)と期待している。
白虎隊などにまつわる史跡が有名な福島県会津若松市はラーメンなどで知られる近隣の喜多方市とともに広域観光を進める。歴史的景観の復活やレトロな周遊バス、食事などを組み合わせた作戦が功を奏し、2006年の観光客数は02年比81万人増の358万人となった。大分県竹田市の長湯温泉は源泉かけ流しの炭酸泉を柱にしたキャンペーンで06年の宿泊者数を02年比で15%以上伸ばした。