http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/yamaguchi/20070918/20070918_003.shtml
今季の南極観測を最後に退役する海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が18日、山口県下関市あるかぽーとの下関港に入港した。しらせは退役を控えて国内を巡回しており、捕鯨で南極と縁が深い下関が九州・山口で唯一の寄港地となった。
しらせは1981年に進水し、これまでに24回、南極観測に参加。最後の航海は49次観測隊約60人を乗せて、11月に東京港を出る。
下関入港は14年ぶり2回目で、午前10時、赤い船体のしらせが接岸し、乗組員が下船。品川隆艦長が出迎えた市民に「しらせを通して未知への好奇心をもってもらいたい」とあいさつした。
19日まで船内の公開を行い、同日午後6時に出港する。
【写真】最後の航海を前に14年ぶりに下関港に入港した「しらせ」=18日午前10時、山口県下関市
=2007/09/18付 西日本新聞夕刊=