人気ブログランキング | 話題のタグを見る

嬉野温泉センター閉鎖 所有者が売却意向 運営会社 月末で事業から撤退

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20070914/20070914_004.shtml

 嬉野市嬉野町の大型温泉レジャー施設「嬉野温泉センター」が3日から閉鎖していることが13日、分かった。土地と建物を所有する福岡市の不動産会社が売却の意向を示したため、運営会社「温泉プラザ」(嬉野市)が9月末で事業から撤退することを決めた。

 同社などによると、同センターは、地元で旅館などを経営する「嬉野温泉観光」が1963年に滞在型温泉施設として開業。91年に流水プールなどを備えた屋内温水プール「ユーリープラッツ」を増設し、約100平方メートルの大浴場や露天風呂がある「七福神の湯」も人気だった。宿泊施設を備えており、県内外から観光客が訪れる嬉野市の中核レジャー施設だった。

 嬉野温泉観光は、94年7月期に売上高約11億3200万円を計上したが、その後の売り上げは落ち、約63億円の負債を抱えて98年に債権者との和議が成立。2006年7月期の売上高は約5億5000万円でピーク時から半減した。

 05年に土地と建物を福岡市の不動産会社が買収した後も、嬉野温泉観光は新たに「温泉プラザ」を設立し、運営に携わってきたが、8月に不動産会社から売却の意向を伝えられたという。

 温泉プラザは既に、パートを含む全従業員約40人に経緯を説明しており「事業撤退後は(嬉野温泉観光の)グループ企業か次の経営者に雇用を求めるなど、受け皿をつくる」としている。同施設への配湯権は今後も嬉野温泉観光が保有する。

 嬉野温泉旅館組合の宮崎朋晴事務局長は「詳しい話は聞いていない。ガイドブックにも載っている施設なので、経営陣が代わっても営業を続けてほしい」と話している。

=2007/09/14付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2007-09-15 00:35 | 佐賀


<< 「武雄のがばいばあちゃん」 C... 別府市 温泉街の風情醸す湯煙 ... >>