http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/045/045_070724.htm
運休中の高千穂鉄道日之影温泉駅(日之影町七折)の駅構内の除草作業が23日行われた。駅構内にある温泉などを経営する3セク「日之影町村おこし総合産業」(社長・津隈一成町長)の従業員ら約10人が、砕石の間から伸びた雑草を手で引き抜いたり、草刈り機で刈ったりした。
今年5月に駅近くの老人会が除草したが、梅雨や台風4号の大雨などで伸びたため行った。
日之影温泉駅構内は、2005年9月の台風14号で、構内の線路の一部が流された。
作業した従業員の本田節夫さん(33)は「線路がなくなったうえ、草が生い茂った景色は寂しい。草だけでも取り除いてよかった」と話していた。
高千穂鉄道は経営を断念し、民間会社「神話高千穂トロッコ鉄道」が引き継ぎ運行再開を目指しているが、再開のめどは立っていない。
【写真】除草作業に汗を流す従業員ら