ホタル観賞 玖珠町の擁護施設園児ら招待

http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1181314800=118135174122302=1e0113829_1220933.jpge0113829_12202084.jpg

 九重町宝泉寺温泉の「グリーンホテル九重」(矢野陽一社長)は、玖珠町帆足の児童養護施設「鷹巣学園」の子どもたちをホタル観賞に招待した。5月1日に急逝した矢野義馬前社長が1972年から続けている恒例イベントで、同ホテルは「子どもたちが毎年楽しみにしてくれている。前社長の遺志を受け継いでこれからも続けていきたい」と話している。

 幼児から高校生までの児童、生徒と職員計三十七人が招待された。ホテルに着いた子どもらは温泉に入った後、全員で義馬さんの遺影にお参り。児童代表が「社長が亡くなったと聞いて驚いた。ホタルのように美しい光を放てるように努力し、頑張っている姿を見せて社長の思いに応えたい」とあいさつ。遺影に見守られながら、料理を堪能した。
 午後八時すぎ、辺りが暗くなるとホテル裏の谷川に移動。この日は肌寒く、ホタルは現れないかと思われたが、緑色の光を放ちながら飛び回る数匹のホタルを見つけると大きな歓声が上がった。
 義馬さんは絶滅したホタルをよみがえらせようと四十年ほど前から研究を始め、ホタルの餌となるカワニナが生息できる環境づくり、種蛍の採取方法などを考案。宝泉寺温泉をホタルの名所にするだけでなく、全国各地のホタル復活に尽力し、「ホタル博士」と呼ばれた。
 「子どもたちの喜ぶ顔が見たいから」と同学園の招待を始め、ことしで三十六回目。長男で社長の陽一さんは「父は亡くなったが、これからも父の遺志を継いで招待を続けていきたい」と話した。

【写真】(左)鷹巣学園の児童らを招待したグリーンホテル九重
     (右)乱舞するホタル=九重町宝泉寺温泉のグリーンホテル九重の裏で、6日午後8時35分撮影
[PR]
by mo_gu_sa | 2007-06-09 10:15 | 大分


<< 宮古島の地下水問題 対策委、市... 〝別府玄関口〟で音の出迎え 地... >>