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バリアフリーで温泉旅を 嬉野にセンター発足

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 障害者や高齢者らの快適な旅行に貢献する「佐賀嬉野バリアフリーツアーセンター」(小原健史会長)が31日、発足した。全国で三重県鳥羽市に続き2例目。市内のバリアフリーの進ちょく状況を調査するとともに、嬉野温泉に宿泊する観光客と旅館とを仲介して、1人1人のニーズに対応できる観光地づくりを目指す。

 同センターは、今年3月に完成した市の「ひとにやさしいまちづくりプラン」の一環として、市内外の旅館やまちづくり団体の関係者、有識者ら14人で立ち上げた。宿泊希望者の窓口となり、障害の程度に応じて旅館やホテルを紹介し、宿泊施設にも設備の改善を助言する。

 行政、企業などと連携してバリアフリーの推進も行う。案内業務などを行う事務所は今秋、嬉野温泉街に完成予定。また市内の旅館や商店のほか公園、トイレなど公共施設を対象にバリアフリーの進ちょく度を調査してデータ化し、観光客へ情報提供する。

 設立総会では、小原会長が「観光客の視点に立ち、人に優しいサービスを提供することが重要。センターを通して、嬉野温泉や佐賀県、西九州の観光振興につなげたい」とあいさつ。来賓の谷口太一郎市長は「バリアフリーは観光客をもてなす基本になる。今後の観光地のモデルとなるよう市も全力を挙げて努力したい」と述べた。

【写真】設立総会で、バリアフリーの必要性について説明する小原健史会長=嬉野市の嬉野総合支所
by mo_gu_sa | 2007-06-01 12:45 | 佐賀


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