http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070511k0000m040141000c.html
「日本一の炭酸泉」のキャッチコピーで年約80万人が訪れる大分県竹田市直入町の長湯温泉の旅館組合や商工会など関係5団体は10日、「日本一の根拠が不明確」との理由で、コピーを使わないよう県から行政指導を受けたと明らかにした。「日本一」と書かれた看板は「いらっしゃいませ」など別の字で隠すよう準備を進めている。
関係者によると、昨年8月、一部利用者から「炭酸濃度は日本一ではない」との声が上がり、公正取引委員会に「不当表示」との申告があった。公取から対応を一任された県が、口頭で指導したという。
同温泉は二百数十年の歴史があり、温泉学の専門家から「国内でも類をみない炭酸泉のゆう出地」などの評価を受けて88年にコピーを作った。
同温泉関係者は「世界屈指の炭酸系エリア」など別のコピー案も検討している。【梅山崇】
毎日新聞 2007年5月10日 22時46分 (最終更新時間 5月10日 22時47分)