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佐賀市長 徐福交流推進を確認 「故郷」9年ぶり訪中、会談

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/saga/20070510/20070510_002.shtml

 【北京9日傍示文昭】紀元前3世紀に不老不死の薬を求めて中国から日本に渡ったとされる「徐福」が縁で1998年に友好都市となった中国江蘇省連雲港市との交流を促進するため、佐賀市の秀島敏行市長ら訪中団の一行は9日、9年ぶりに連雲港市を表敬訪問した。一行は11日までの滞在中、徐福の故郷とされる市内の「徐福村」などを視察し、徐福で結ばれた友好協力関係を強化する。

 連雲港市を訪れたのは秀島市長のほか、佐賀市議や佐賀政経懇話会、佐賀市諸富町徐福村訪中団のメンバーら44人。同日夕、市内のホテルで劉永忠市長ら市政府幹部と会談した。

 秀島市長は「佐賀県とタイアップして徐福を佐賀観光振興の目玉にしていきたいと考えており、連雲港市の協力をお願いしたい」とあいさつ。劉市長も「徐福を縁にした文化・教育交流をさらに深めると同時に、日本企業の誘致など経済交流も深めていきたい」と応じ、交流を促進することを確認した。会談後は歓迎会で友好を深めた。

 佐賀県と佐賀市は4月20日、長年にわたり徐福研究に取り組んできた佐賀県徐福会などと「佐賀徐福プロジェクト」を立ち上げた。2010年までに中国から佐賀県への「徐福ツアー」を実現させることを目標にしており、今回の訪中を通じて「徐福の佐賀」を中国でPRする狙いもある。

 佐賀県内には徐福を祭った神社や徐福にちなんだ地名が多く残るほか、古湯温泉(佐賀市)や武雄温泉(武雄市)は徐福が見つけたとの逸話もある。佐賀市はこうした徐福伝説が縁で連雲港市と友好都市となり、中学生の相互訪問などで交流を深めている。

=2007/05/10付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2007-05-10 00:14 | 佐賀


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