http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070405k0000e040075000c.html
岐阜県飛騨市神岡町の天然温泉施設で、能登半島地震が起きた3月25日以降、泉源の温度が急上昇し、湧出量も2倍になっていることが分かった。専門家は「地震の揺れで地下水の流れに変化が生じたことによる現象」と説明している。 この施設は富山県境に近い同市直営の老人福祉センター「割石(わりいし)温泉」。約130メートル離れた泉源で自噴する37度前後の温泉(単純硫黄泉)を引き、ボイラー室で41度前後に温めて浴場へ循環させている。 湧出(ゆうしゅつ)量と泉温が上昇したのは、同市でも震度4を観測した同地震直後の3月25日午前10時過ぎ。職員の計測で毎分33リットルだった湧出量が2倍の同63.9リットルに増え、泉温も37度から43度に上昇していた。地震から10日たった4日も湧出量は同64.1リットル、泉温は40~44度。この効果で、1日約250リットルだった灯油使用量が現在は半分程度で済むという。 同温泉は76年、旧金属鉱業事業団の地質構造調査で発掘。旧神岡町が譲り受け、80年に施設をオープンした。以前にも地震で温度などが変化する現象があったといい、岐阜大学の佐々木嘉三副学長(理科教育学・地学)と同大総合情報メディアセンターの田阪茂樹教授が泉源室に計器を設置し、91年ごろから観測を続けていた。 佐々木副学長は「大地震で断層が動くと岩盤のひずみの状態が変わり、ひずみの中の地下水の流れにも変化が起きて水量や温度、成分に変化を起こす。割石温泉が能登半島に近いことも原因だが、この状態がいつまで続くかは不透明」と話している。【奈良正臣】 【写真】計測機器が設置されている泉源室。地震後、温度や湯量が急上昇した=岐阜県飛騨市神岡町の割石温泉で4日、奈良正臣撮影 毎日新聞 2007年4月5日 15時00分
by mo_gu_sa
| 2007-04-05 15:00
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