http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1174230000=117426555622830=1
別府市の京都大学地球熱学研究施設で十八日、名古屋大学に移設されることになった「ウイヘルト式地震計」の一般公開と記念講演会があり、約六十人が訪れた。 ウイヘルト式地震計は一九〇四年にドイツで開発された。中心部に約一トンの重りを備えており、その揺れで地震を測定することができる。同研究施設では一九二四年から火山や温泉、地震などの研究が始まり、地震計を施設内に設置。七〇年代まで使用された。 その後、施設のシンボルとして施設開放イベントなどで公開されていたが、今回、博物学的な活用を目的に名古屋大学に移設されることになった。 講演会では施設長の竹村恵二教授が、研究施設が別府に設けられたことの意義や地震計を用いた研究の成果について当時の論文を示しながら説明。「備品番号1の地震計を移設するのは名残惜しいが、有効に活用されることを信じ、送り出したい」と話した。 この後、京大の平原和朗教授が「来るべき南海・東南海地震」の演題で記念講演をした。 地震計が移設される名古屋大学の足立守教授は「博物館に設置し、次世代の教育、研究者の育成に役立てたい」と話した。 地震計の解体作業は十九日から二日間かけて行い、二十二日には名古屋大学に移される。 【写真】(左)見学者に説明する京都大学地球熱学研究施設のスタッフ (右)講演する竹村教授
by mo_gu_sa
| 2007-03-19 09:52
| 大分
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