「古湯の国道 歩きやすく」住民がアイデア

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20120524-OYT8T01220.htme0113829_005129.jpg

 佐賀市富士町古湯地区の住民が、国道323号バイパスの開通を今秋に控え、古湯温泉街付近を貫く現在の国道323号の改善策について、議論を重ねている。これまでの話し合いで、歩道を設けたり、街路樹を植えたりして、温泉客らが歩きやすい道路にする意見が出ている。今後、意見を集約して県や市などに要望していく方針。(佐々木浩人)

 県などによると、古湯地区の国道323号は片側1車線で歩道がなく、交通量は、2010年の調査で1日4656台(午前7時~午後7時)。バイパスは全長9・5キロで、一部で供用が始まっており、地区中心部から離れた地域を通っている。今秋に残る2・1キロが開通する予定。バイパスが全線開通すれば、今の国道の整備や管理は、県から市へ移管されるという。

 この機会に望ましい道路の姿を探ろうと、自治会が中心となり、昨年9月から勉強会を定期的に開いている。

 今月22日に古湯公民館で開かれた5回目の勉強会では、地域づくりプロデューサーの砂田光紀さん(48)(福岡市)が、自分で制作した国道一帯の100分の1の模型(長さ約5メートル)を披露。「観光客が周遊できるように」といった参加者の意見を踏まえ、模型では、車の速度を抑えるために所々道幅を狭めたほか、街路樹をふんだんに植えて道路そばで歩行者が休むことができるようにした。

 出席者からは「国道だけでなく、周遊のための道も合わせて整備してはどうか」などの意見が出た。

 各地でまちづくりのアドバイスをしてきた砂田さんは「住民主体で道路のあり方を一から議論するのは意義がある」と評する。住民の間には、バイパス開通後は、現在の国道の交通量が8割減るとの見方もあり、自治会長の山口澄雄さん(63)は「細かい点を早急に詰め、自治会の総意として要望を行政側に伝えたい」と話している。

【写真】模型を前にして意見を述べ合う住民ら

(2012年5月25日 読売新聞)
[PR]
by mo_gu_sa | 2012-05-25 00:00 | 佐賀


<< 別府駅前ににぎわいを 「エンタ... JR諫早駅構内に物産拠点を >>