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武雄市と奈良市 互いの観光地PRへ

辰野金吾の建築縁で連携
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20120502-OYT8T01533.htm武雄市と奈良市 互いの観光地PRへ_e0113829_1753443.jpg

 明治・大正期を代表する唐津市出身の建築家、辰野金吾が手掛けた近代和風建築を縁に、武雄市と奈良市は2日、互いの観光地を宣伝し、情報発信で連携していくことで合意した。

 武雄市の武雄温泉街には朱塗りの「楼門」(国指定重要文化財)、奈良市の奈良公園には御殿風の「奈良ホテル」がある。ともに辰野の設計で、観光地にあることや、武雄温泉と奈良の平城京が約1300年の歴史を持つことから、武雄市の樋渡啓祐市長が共同PR事業を提案し、奈良市も快諾した。

 具体的には、共通のパンフレット、ポスターの作成や、両市を周遊するツアーを旅行会社に提案することなどを想定。また、辰野が設計した東京駅の復元工事が年内に完成することから、同駅で共同の観光宣伝をすることも計画している。両市の観光協会などで実行委員会を設立し、今後、具体化させる方針。

 武雄市で記者会見した樋渡市長は「今回の連携を機に、辰野博士の建築物がある他の自治体とも観光振興で協力したい」、奈良市の仲川元庸市長は「古都だけでなく、奈良にある優れた近代建築を広くアピールできる」と話した。

【写真】合意文書を披露する樋渡市長(右)と仲川市長

(2012年5月3日 読売新聞)
by mo_gu_sa | 2012-05-03 00:00 | 佐賀


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