http://www.oita-press.co.jp/localNews/2012_133177355025.html
別府市は新年度、市が所有する施設の現状を把握し、効率的な利活用を図るための「公共施設白書」を作成する。市財産活用課によると現在、白書を作成している自治体は九州では数カ所で、県内にはないという。 別府市は、小中学校や幼稚園、公民館、市営住宅、温泉施設などで計812の建物を所有。1970~80年代に建設した建物が多く、全体的に老朽化が進んでいる。 白書は“市有施設の台帳”とも言えるもので、建設年月日や面積、建ぺい率などの基本情報から、今後のコストや収益、修繕費用の予測値などを調べてデータ化し、市民に情報を公表する。調査する詳細な内容は今年夏ごろまでに決める予定。 現在は施設を所管する各課が維持・管理をしているため、全施設を横断的に把握できていない。白書ができると、将来を見通した施設改修計画や必要な財源確保のめどを立てやすくなるという。 新年度当初予算案に公有財産管理システムの改修委託費や先進地視察旅費など約710万円を計上。白書に掲載する内容を固めた後、作成委託費などを含んだ補正予算案を市議会に提案し、2012年度内の作成を目指す。13年度には白書を利用し、施設の中長期的な利活用計画を策定する予定。 同課は「これまでは市民サービスを考え、施設利用度などをあまり重要視していなかったが、これからは財政的な視点で効率的な利活用を図る必要がある。そのためのデータとしたい」としている。 【写真】写真は1928年に旧逓信省別府電報電話局として建てられた市南部児童館(登録有形文化財)
by mo_gu_sa
| 2012-03-15 10:04
| 大分
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