http://sankei.jp.msn.com/life/news/110226/trd11022615450007-n1.htm
大分県別府市の住宅地で昨年1月に起きた20棟以上が全焼した火災で、被害に遭った共同温泉施設「此花温泉」が26日、再建されて約1年ぶりに営業を再開した。入浴料は100円で、28日まで無料開放される。
自治会の積立金や市の貸付制度などを利用して約5000万円かけて2階建ての施設を新築。1階が浴場で、2階に公民館を併設した。全国の温泉ファンなどから数百万円の寄付も集まったという。
同市光町1区自治会の星野隆昭会長(70)は「地区には高齢者が多く、早くコミュニティーの場を復旧しなくてはと思ってきた。皆さんの支援のおかげだ」と落成式であいさつ。
寄付金の募集を呼び掛けた、温泉ファンでつくる「別府八湯温泉道名人会」の高崎富士夫代表(68)は入浴後、「新築できれいになった。焼け跡から見てきたので感無量だ。全国の人たちに早く来てくださいと伝えたい」と話した。
【写真】営業を再開した「此花温泉」で入浴する人たち=26日午後、大分県別府市