http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1735809.article.html
2008年末から営業を中断していた嬉野市嬉野町の老舗温泉旅館「神泉閣」が10月31日、「ファミリーホテル神泉閣」として再開する。外食産業などを手がける「西山商事」(静岡県袋井市、西山義彦社長)が経営権を取得。1人1泊2食付の6800円や、1部屋8800円(4人まで利用可)の素泊まりプランなど低価格路線を打ち出す。
新規雇用は地元で60人程度。内装や外観は閉館前とほぼ同じままで、部屋食など老舗のブランドイメージを生かす。前経営者から土地・建物を賃借して運営する。
基本コンセプトは「必要なサービスを必要なだけ」。1部屋8800円プランはアメニティー類や温泉、食事を別料金にすることで1人2200円から宿泊できる点を売りにする。客室は71室。
「神泉閣」は1940年創業。日本庭園を望む露天風呂などで知られたが、宿泊客の減少などで経営難に陥ったため一時休業していた。
【写真】経営者が交代してリニューアルオープンする老舗の嬉野温泉旅館「神泉閣」=嬉野市嬉野町下宿