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人吉観光 メジャー好機

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  人吉温泉女将の会「さくら会」会長 富田千鶴子さん(73)

  九州新幹線の全線開業は、1908(明治41)年にJR肥薩線の八代―人吉間が開業したのと同じくらいのビッグチャンスと捉えています。新幹線の超スピードの旅と、SL人吉をはじめとするスローな旅を組み合わせて、癒やしの時間を提供したいですね。

  さくら会が発足したのは1994年。九州自動車道の人吉―えびの間の開通を翌年に控え、「じっとしてはいられない」という思いがあった。温泉旅館同士で足を引っ張り合うのではなく、観光の街・人吉を何とかメジャーにしたいという一心で、人吉の良さをアピールしてきたつもりです。

  青井阿蘇神社の国宝指定(2008年)、SL人吉の復活運行(09年)と人吉は観光面で明るい話題が続いています。食にこだわり、SL人吉の運行開始に合わせて提供した「SL御膳」のメーンは、SLのイラスト入りの鍋ぶたから蒸気が上がる「ぽっぽ鍋」。食材は各旅館で工夫を凝らし、SL利用客に好評でした。

  今年は、女性や若者をターゲットにしたオリジナル球磨焼酎「ひとよし女将桜(お・かみ・さくら)」を商品化しました。人吉球磨産のヒノヒカリを100%使い、3年以上熟成させたものです。10月から薬膳料理の勉強会も始めましたが、各旅館が地産地消で季節の食材をメニューに加えることで、人吉の新たな名物になればいいですね。

  観光客からはよく「人吉に来るとほっとする」と言われますが、認知度はまだ低い。関西方面へPRに出かけても「ひとよし」と読んでもらえなかったり、場所も分かっていなかったり。いかに情報を発信するかが大きな課題です。

  先月、今年のSLの最終運行日前に、古き良き時代にタイムスリップしたような雰囲気を楽しんでもらおうと、「ノスタルジック人吉」と題したイベントを人吉駅で開きました。来年以降も人吉らしいおもてなしで、観光客にアピールしたいと思います。(聞き手・貞松慎二郎)

  1937年、福岡県生まれ。女将を務める鍋屋本館(人吉市九日町)は1829(文政12)年創業。6代目社長で、現相談役の富田恵喜さんの元に嫁いで5年目の1962年、宿泊された皇太子ご夫妻(現天皇、皇后両陛下)の接待役を務めた。
by mo_gu_sa | 2010-12-15 00:00 | 熊本


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