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天草に観光客を 牛深港発着 下島に周遊バス 市が土日祝に運行

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/213025天草に観光客を 牛深港発着 下島に周遊バス 市が土日祝に運行_e0113829_23444425.jpg

 天草市は南部の牛深港(牛深町)を発着点として、天草下島の観光名所を巡回する小型バスの運行を始めた。漁業の盛んな牛深の水産加工場や展望台、下田温泉(天草町)、キリシタン史跡が残る本渡地区などを巡る。

 市は来年3月の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通を見据え、新幹線が停車するJR出水駅(鹿児島県出水市)から、天草に観光客を呼び込もうと、同駅と蔵之元港(同県長島町)間でシャトルバスの運行を10月に開始。蔵之元港と牛深港間は民間のフェリーが運航しているため、市は牛深発着の周遊バスを運行させることで、観光客の大幅増を目指す。

 周遊バスは21人乗り。予約制で、土日、祝日のみ運行する。フェリーの発着時間に合わせて牛深港を午前10時半に出発、約7時間かけて天草下島を回り、午後5時20分に同港に戻る。運賃は1人500円だが、年内はPRのため、無料にする。ガイドが同乗し、天草の名所や旧跡を紹介する。魚の干物作りやサンゴが群生する牛深海中公園でのグラスボート乗船などがオプションとして楽しめる。11月6日の運行開始以来、6日間で計31人が乗車した。

 バスは名古屋市の「観光販売システムズ」が運行し、赤字が出た場合、天草市が赤字分を穴埋めする。市商工観光課は「天草の観光名所が手軽に回れるバス。多くの人に利用してほしい」としている。同課=0969(32)6787。

【写真】九州新幹線鹿児島ルートの全線開通を視野に、天草市が集客増を目指して運行している「牛深周遊バス」
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=2010/12/01付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2010-12-01 01:23 | 熊本


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