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.カレンダー:鉄輪の絵と句をつづる 地元グループが来年版作製--別府 /大分

http://mainichi.jp/area/oita/news/20101204ddlk44040578000c.html

 別府市鉄輪地区のまちおこしグループ「鉄輪愛酎会」(河野忠之会長)が毎年発行しているカレンダー「鉄輪ごよみ」の来年版がこのほど出来上がった。鉄輪温泉街の約30カ所に置かれた投句筒などに09年秋から今年夏にかけて投句された俳句2185句から選ばれた優秀12作品に温泉街の風景のイラストを組み合わせており、別府市や大分市の書店などでも販売している。【祝部幹雄】

 「愛酎会」は1984年に結成。独自ブランドの焼酎「鉄輪」を販売し、メーカーから受け取る売り上げ協力金などを資金に、まちおこし活動に取り組んでいる。

 92年8月からは、俳人の倉田紘文さんを選者に湯治客らの投句を受け付けるように。毎年、優秀作品とイラストを組み合わせたカレンダーを制作している。カレンダーになった12作の優秀作品から最優秀1作品を選んで石造りの句碑に刻み、温泉街各地に建立する活動にも取り組む。俳句を通じて鉄輪温泉の散策を楽しんでもらうためだ。

 今年のカレンダーのテーマは「鉄輪温泉まちづくり整備事業」。国のまちづくり交付金事業で整備された鉄輪むし湯や石畳の道、地獄蒸し工房などをイラストで紹介している。優秀賞の受賞者には、地域の湯治宿の常連客や旅館経営者の投稿なども。季節感あふれる句が多く、佳作の220句も巻末に掲載している。

 3500部を印刷、一部を地域の旅館や飲食店などが買い取り、常連客などへ配るほか、別府市の明林堂書店、大分市の晃星堂書店でも1部400円で販売する。河野会長は「カレンダーを通して、全国の思わぬ場所で鉄輪温泉がPRされるとうれしい」と語る。問い合わせは愛酎会(0977・66・1767)。

毎日新聞 2010年12月4日 地方版
by mo_gu_sa | 2010-12-04 00:00 | 大分


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