http://mytown.asahi.com/areanews/shizuoka/TKY201009180294.html
熱海市が、温泉と水道水の温度差を利用した発電システムの実用化に産学官連携で取り組んでいる。昨年8月、市内の露天ぶろで行われた実験では、LEDランプをともすことに成功。斉藤栄市長は「CO2を排出しない、温泉を利用したエコタウンとして全国に発信していきたい」としている。 実験は、慶応大学環境情報学部の武藤佳恭教授や、研究グループ企業らと市が連携して進めている。温度差によって発電する半導体「ペルチェ素子」を利用。昨年8月、日帰り温泉「日航亭大湯」の露天ぶろで行われた実験では、80度の温泉と20度の水道水の温度差によって、LEDを点灯させた。 この実験をもとに、2011年度に実証研究、12年度には小規模発電を実用化したいとしている。市は実用化段階では、財政支援も検討したいとの考えだ。 熱海温泉組合によると、熱海温泉の総湧出量(ゆうしゅつりょう)は毎分1万6800リットルで、全国11位の温泉量を誇る。とくに42度以上の高温泉が多く、100度近い源泉もある。 市総合政策推進室は「温泉の発電研究は群馬県・草津温泉についで2番目。高温泉の熱海は温度差が大きく、発電効率もいいので熱海での実用化は有望だ」としている。
by mo_gu_sa
| 2010-09-19 00:00
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