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指宿の温泉地形から学ぶ

地層見学や足湯体験
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20100920-OYT8T00566.htm指宿の温泉地形から学ぶ_e0113829_23215100.jpg

 「東川隆太郎さんと行く いぶすきフローツアー(風呂めぐり)」が18日、指宿市内で行われた。

 いぶすきジオパーク研究会(伊地知容敏会長)が、NPO法人「かごしま探検の会」の代表理事を務める東川さん(38)を講師に、指宿の特徴ある温泉や、温泉を生み出した火山地形を巡ってもらおうと企画。鹿児島市と指宿市などから計46人が参加した。

 一行はまず、山川砂むし温泉がある伏目海岸を訪ね、約6000年前の池田湖の噴火で火砕硫が堆積(たいせき)した地層や、わき出る温泉を見学。海岸の砂を少し掘り、即席の足湯につかった。続いて開聞川尻海岸で鉱物のオリビン(カンラン石)を採集。山川鰻(うなぎ)温泉では、入浴後に天然蒸気かまど「スメ」で蒸した鳥料理と野菜などを味わった。

 山川カツオ節工場の見学、山川港特産市場「活お海道」での買い物を楽しみ、最後は湯治場として古い歴史を持つ元湯温泉で、白薩摩の原料ともなった極微粒子の粘土「カオリン」を使ってひじから先のパックを体験した。

 鹿児島市の団体職員下野庸正さん(61)は、孫の福田絢士ちゃん(3)と参加。「孫も温泉が好きなので、子守ついでにきました。火山にかかわる古い地層のことは初めて聞き、勉強になりました。温泉とスメによる鳥料理に満足しました」と笑顔を見せていた。

【写真】砂を少し掘って即席の足湯を楽しみながら、東川さん(右端)の話を聞く参加者

(2010年9月21日 読売新聞)
by mo_gu_sa | 2010-09-21 00:00 | 鹿児島


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