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障害の有無や年齢にかかわらず誰もが暮らしやすい社会を目指す「ユニバーサルデザイン(UD)」の考えから、玉名市の観光戦略を考える「おもてなし講演会」(県主催)が17日、同市文化センターであった。
会では柿添克也・玉名観光協会事務局長が「九州新幹線の新玉名駅開業をどう生かせる」と問題提起。NPO法人「UDくまもと」(熊本市)の矢ケ部孝志さんは「駅から観光地までの交通手段、車いす対応のバスや、タクシーを準備できるかが課題だ」と指摘した。
障害者や高齢者対象のツアーを企画する旅行会社「旅のよろこび」(同市)の宮川和夫社長は「市民がサポート隊をつくり、『温泉入浴の介助をします』とアピールしてはどうか」と提案。「安心して来られる観光地だ、とPRできるまちづくりが大事だ」と強調した。
=2010/09/18付 西日本新聞朝刊=