http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100920-OYT1T00369.htm?from=navr
福岡県筑後市が県営筑後広域公園内で進めていた温泉採掘工事が完了し、現地で19日、出湯式が開かれた。
今後、湯の成分や湧出(ゆうしゅつ)量を検査して来年度中の施設完成を目指す。
地域の活性化を目的に、昨年12月に調査に着手。5月に掘削工事に取りかかり、今月上旬、湯が出ることを確認した。硫黄臭があり、地下900~1500メートルの地点で44~57度あるという。
式典には市職員や市議、工事関係者ら約30人が出席。中村征一市長は「入浴施設を整備し、多くの市民や観光客、スポーツで訪れた人に、ゆっくり汗を流してもらえるようにしたい」とあいさつし、ポンプでくみ上げた湯に触れた。
市商工観光課によると、今回出湯したのは来年3月に開業する九州新幹線・筑後船小屋駅から東に約1キロの地点。国内有数の高濃度炭酸泉で知られる船小屋温泉にも近いことから、新たな温泉が加わることによる相乗効果に期待している。
【写真】くみ上げた湯に触れる出席者
(2010年9月20日15時02分 読売新聞)