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別府女性殺害 防犯カメラに被害者の車? 現場から3キロ 午後6時17分ごろ

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 大分県別府市明礬(みょうばん)の雑木林で神戸市垂水区の看護師横手宏美さん(28)が絞殺体で見つかった事件で、横手さんの軽乗用車とみられる車が8月31日午後6時20分ごろ、現場から約3キロ離れた市街地の防犯カメラに写っていたことが7日分かった。県警は8月31日夕から夜に横手さんが殺害された可能性が高いとみており、映像の分析を進めている。

 映像の車は、遺体発見現場の近くに止めてあった横手さんの水色の軽乗用車と、同じ色で同じ車種とみられる。国道沿いのガソリンスタンドの防犯カメラに写っていた。

 車はスタンドの前を遺体発見現場の方向に走っていた。映像には「18時23分」と記録されているが、スタンドの責任者の話では6分進んでおり、午後6時17分ごろとみられる。ナンバーや運転者は確認が困難という。

 県警は、31日午後5時から2時間分の映像データのコピーをスタンドから入手、横手さんの足取りの確認を急いでいる。

 県警によると、車内にあった横手さんのノートは31日午後5時すぎの「温泉よかった」の記述が最後で、同日に大分県内の温泉など数カ所に立ち寄った後、露天風呂に続く山道に向かい、殺害されたとみられる。

 横手さんは同日、宮崎県の宿泊先から同県高千穂町を経て大分県に入り、一般道を通って夕方に別府市内に入ったとみられる。同日は、大分県内で宿泊や予約が確認されていないという。

 県警は、28日に九州入りした後の宿泊先への聞き込みで、同伴者が確認されていないことから、事件に巻き込まれるまで一人旅を続けていたとみている。

 7日記者会見した県警の笠木博行刑事部長は、犯人像について「まったく絞り込めていない」と捜査が難航していることを明らかにした。

【写真】横手宏美さんが乗っていたとみられる水色の軽乗用車(左奥)が写った防犯カメラの映像。時間の記録より約6分早い8月31日午後6時17分ごろとみられる=大分県別府市

=2010/09/08付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2010-09-08 01:08 | 大分


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