http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/194056
漂泊の俳人、種田山頭火(さんとうか)が29日、熊本県八代市日奈久の温泉街に現れ、地元のひょっとこ踊り保存会の子どもたちと一緒にこっけいな踊りを披露した。
山頭火が80年前に宿泊したことにちなんだイベント「九月は日奈久で山頭火」の開幕行事の一こま。そっくりさんの正体は「平成の山頭火」を名乗り、観光案内ボランティアをしている地元の酒店経営、池田正一さん(75)。おなじみの法衣とすげがさ姿で登場した。
山頭火の本名は種田正一で、池田さんとは1字違い。しかも誕生日は3月10日の「さんとうか」。不思議な縁を感じながら「山頭火と一緒に『日奈久温泉は本当によかバイ』と大いにPRしたい」と意気盛ん。 (八代)
=2010/08/30付 西日本新聞朝刊=