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地域住民が魅力 理解を 自治体学会分科会 武雄、長崎市長ら議論

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/192782

 全国の自治体関係者などが集う第24回自治体学会佐賀武雄大会の分科会が20日、武雄市の淀姫神社の境内であった。樋渡啓祐市長と長崎市の田上富久市長、大分県の温泉旅館「由布院玉の湯」の桑野和泉社長が「地域の売り出し方」をテーマに意見交換。観光戦略に加え、それぞれの地域住民が地域の魅力を理解し、発信していくことの重要性を確認した。

 学会は時代に応じた地方自治の在り方を考えようと毎年各地で開催。「ローカルマニフェスト」「市民連携」など7分科会で討議した。「地域の売り出し方」は地元企画として設定された。

 地域おこしの注目例として、田上市長はユズが特産の高知県馬路村を取り上げ「加工品生産が盛んで、地場産品に新たな“デザイン”を加えている」と紹介。桑野社長は瀬戸内地方で開催中の国際芸術祭に触れ「(農漁村に)芸術が入ることで地域が変化する」と語った。

 会場には約200人が詰め掛け、「観光地として『商品化』すると、地域のそれまでの価値が損なわれるのでは」との質問が上がった。これに対し、樋渡市長は「観光客は異文化体験を期待している。地域の素材を素直に提供すればいいのでは」と指摘。田上市長は「『長崎さるく博』は観光面以上に地域づくりが目的だった。実際に地域を歩くことで、歴史に関心を持つ市民が増えてきた」と述べた。

=2010/08/24付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2010-08-24 01:19 | 佐賀


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