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魚鱗癬患者を温泉に 先天性の皮膚病 空自築城一丸で支援 隊員の長男も同病契機

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 魚のうろこのように皮膚が硬くなりはがれる先天性の皮膚病、魚鱗癬(ぎょりんせん)の患者を支援しようと、航空自衛隊築城基地(福岡県築上町)の隊員約700人が26日、北九州市に本部を置く「魚鱗癬の会」(梅本千鶴代表)から特製タオル784枚を購入した。1枚千円で、うち3割が患者のために公衆浴場を貸し切る費用に充てられる。

 厚生労働省研究班の報告書によると、国内の魚鱗癬患者は300-100人と推計されている。遺伝性の病気で、他人へ感染することはない。

 魚鱗癬の会は1998年、梅本代表の長男で患者の遼君(14)など3人でスタートし、今では北海道から沖縄までの患者52人と家族が加入している。ただ、周囲の視線を意識して、ほとんどの患者は公衆浴場や温泉に行ったことがない。

 このため同会は、益金を浴場を貸し切る費用に充てようと、今年2月からタオルを販売。同基地の隊員(50)の長男(6)が魚鱗癬の患者であることから、基地全体で支援することにした。

 この日は、梅本代表や隊員の長男が基地を訪問し、丸茂吉成司令に感謝状とタオルを手渡した。丸茂司令は「多くの隊員が賛同してくれたことがうれしい」と応じた。

 タオルは120センチ×42センチ。「私たちの病気を知ってください」とのメッセージが添えられている。購入は同会=093(982)2128。

【写真】築城基地の丸茂吉成司令(中央)にタオルを届けた魚鱗癬の会の患者の子どもや保護者=26日午前、福岡県築上町

=2010/07/27付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa | 2010-07-27 00:13 | 福岡


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