http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/20100618-OYS1T00247.htm
天草市天草町の下田温泉事業協同組合で、組合口座から総額3150万円が引き出され、使途不明となっていることが分かった。組合に約1300万円を出資している市は、組合に対し、実態解明を求める勧告書を提出。組合は16日、緊急理事会を開き、原因究明にあたる調査委員会を設置した。
組合は、泉源の安定的な開発を目的に、旅館など11事業者で組織。使途不明金は、2006年1月と7月に計5回、定期預金を解約して引き出された。全額返済されている。今年の会計監査で、過去にさかのぼって預金取引を調べた際に発覚した。
同組合を巡っては07年、元専務理事が組合の預金2000万円を自身の会社の資金繰りに流用していたことが発覚。元専務理事ら関係者3人の出資金を減資して、返済に充てている。
(2010年6月18日 読売新聞)