http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/179695
山鹿温泉を代表する銭湯として市民に親しまれた「さくら湯」を再生させる事業に取り組む山鹿市は、建築費の一部を寄付でまかなうため、事業に賛同する協力者を「一口湯主(ゆぬし)」として募集している。寄付金は一口1万円。「一口湯主」になった人は、新しいさくら湯を無料で利用できる特典などが受けられる。 さくら湯は、江戸時代に藩主が利用した「御前の湯」を一般開放し、1872年に開業。木造2階建て。十字型の特殊な大屋根がシンボルで、明治以降、市民温泉として親しまれてきたが、1973年、老朽化に伴い、建物は解体された。 新さくら湯は市中心部の跡地(約3千平方メートル)に建設する。市は140年前の開業時の外観を再現する計画で、2012年のオープンを目指している。 市観光課によると、総工費は約10億円で、このうち1億円を目標に寄付を募る。一口湯主の募集は12年3月まで。湯主になると、新しいさくら湯を年4回無料で利用できる「入湯手形」に加え、近くの八千代座や山鹿灯籠(とうろう)民芸館、市立博物館の入館料が無料になる「山鹿観光手形」がもらえる。特典の有効期間は開業から10年間の予定。 中嶋憲正市長は「さくら湯に寄せる多くの人の思いを再生事業につなげていきたい」と話している。同課=0968(43)1579。 【写真】明治以降、市民温泉として親しまれた「さくら湯」 =2010/06/22付 西日本新聞朝刊=
by mo_gu_sa
| 2010-06-22 01:00
| 熊本
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