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増える“0泊2食”ちょい旅気分 リーズナブルに個室利用OK

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100524/dms1005241619014-n2.htm増える“0泊2食”ちょい旅気分 リーズナブルに個室利用OK_e0113829_021265.jpg増える“0泊2食”ちょい旅気分 リーズナブルに個室利用OK_e0113829_021967.jpg

 “0泊2食旅行”が人気を呼んでいる。日帰り旅行のひとつで、温泉旅館やホテルで昼食と夕食の2食を楽しみ、入浴のほかに個室も利用できる「お得感」が特徴。宿泊するより安く、節約しながら旅行をしたい人や、空いた時間に「ちょい旅」気分を味わいたい人の心をとらえたようだ。平日や閑散期に客室の稼働率を上げたい旅館側のニーズとも合致し、ちょっとしたブームになりつつある。

 体験旅行を予約販売しているインターネットのサイト「旅の発見」では、昨年秋から旅館やホテルの「0泊2食」のプランが増え始め、昨秋に比べて約5倍も増えた。

 サイトで紹介している旅館やホテルの「0泊2食」プランは、山形、栃木、新潟、兵庫県など多くの地域が対象。1泊2食の通常プランの、半額程度で利用できる施設も少なくない。

 広報担当の野木原晃一さんは「宿泊するのに越したことはないが、内容が充実しお得感があると1泊できなくてもいいかなと妥協できる。節約志向もあり、今後も増えるのではないか」と言う。

 旅行サイト「じゃらんnet」は2月上旬、0泊2食も含む日帰りプランを予約できるようにした。サイトを運営するリクルートは「08年のリーマン・ショック以降、宿泊から日帰りの需要が高まっている」(広報部)と指摘。「すき間時間」を有効活用したい人も増えているとみている。

 JTBも、平日に休みが1日だけ取れた時に、日帰りで「非日常」を楽しめる魅力が、0泊2食の旅行の浸透に一役買っていると分析する。

 同社のサイト「るるぶトラベル」が提供する千葉県のリゾートホテルでエステを楽しむプランは1万6800円。日帰りにしては安くはないが、休みをゆったり過ごしたい人に好評だ。

 東京・新宿から特急で1時間半の箱根(神奈川県)でも0泊2食を打ち出した。大規模な温泉施設を有する「箱根小涌園ユネッサン イン」は、最大9時間滞在できるプランを3月下旬から開始。バイキングなどの昼食、夕食に加え、温泉施設と個室が利用できて8500円。同じような内容で1泊した場合は1万9000円なので、料金は半額以下だ。

 藤田観光・箱根小涌園ユネッサン課の真田誠二さんは「もうけはないが、空室が出るなら使ってもらった方がいい。施設を知っていただき満足してもらえれば、リピーターにつながる可能性もあります」と期待を寄せている。

【写真】「箱根小涌園ユネッサン イン」で利用できる温泉施設のひとつ
by mo_gu_sa | 2010-05-24 16:19 | 温泉一般


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