百合居温泉:田んぼのど真ん中、プレハブの湯 口コミで人気--栄村 /長野

http://mainichi.jp/enta/travel/news/20090121ddlk20040004000c.html

 ◇村民憩いの場

 栄村の横倉駅近くの田んぼの真ん中に、ひっそりと建つプレハブ小屋がある。事情があって、仮建設されたままの「百合居(ゆりい)温泉」だ。村民の憩いの場であるが、外観の珍しさからか最近では口コミでも人気が出始めている。
 ある日の夕暮れ時――。軽トラックでやって来た村民が次々とタオルを持参してプレハブ小屋に入っていく。
 「全然雪降んねえなあ」
 「俺(おれ)らはいいけどな。困んべなあ」
 男たちの会話がプレハブ小屋に響く。スベスベしたお湯が、体の芯からじわじわと温めてくれる。農作業で疲れた体を癒やす温泉は、村民の生活の一部になっているのだ。
 百合居温泉は、95年に掘り当てられた。村によると、当初は、老人ホーム入居者が使う予定だったために、仮の建物としてプレハブ小屋にした。結局、ホームは村の別の場所に建てられたが、小屋は「予算がないため」(島田茂樹村長)に、今後も建て替える予定はないという。
 泉質はナトリウムと塩化物の源泉かけ流し。泉質の良さと、プレハブの珍しさから、雑誌やインターネットでも取り上げられ、観光客もやって来るようになったという。
 毎晩利用しているという箕作(みつくり)地区に住む宮沢一茂さん(80)は「疲れがとれて気持ち良いよ。肌もつるつるになって、うちのお母ちゃんもきれいだよ」とニカッと笑った。
 大寒を迎え、寒さもいよいよ本番。村民たちの憩いの場はにぎわいそうだ。【大平明日香】
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by mo_gu_sa | 2009-01-21 15:01 | その他


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