http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20100511-628363.html
長崎県五島市が所有する温泉施設「旧玉之浦町ふれあい温泉センター」が、県の許可を得ないまま温泉をくみ上げるポンプを17年間使用していたことが11日、分かった。
温泉法は、温泉の枯渇防止などを目的に、くみ上げポンプ設置の際は県知事の許可を受けなければならないと規定している。
五島市によると、施設は旧玉之浦町が1992年に開業し、93年にプールにも温泉を導入するため、温泉くみ上げ量を約4倍にするポンプを設置。施設は2004年の市町合併で市の所有になった。現在は社会福祉協議会が借り受け、デイサービス事業に使っている。
市財政課は「旧町がポンプ設置時に許可を得ていると思っていた。確認が足りず、法令順守の観点から不手際だった」と釈明している。
長崎県が4月、施設を調査した際に無許可使用が発覚。県は市を厳重注意した。(共同)
[2010年5月11日11時27分]