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高千穂鉄道:「列車の宿」で復活 足湯や森林浴楽しんで--日之影温泉駅 /宮崎

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100423ddlk45040482000c.html

 05年の台風14号の被害を受け廃線となったTR高千穂鉄道の車両2両がリニューアルされ、温泉のわく駅として知られる日之影町七折の日之影温泉駅構内にホテルとしてよみがえった。名付けて「TR列車の宿」。

 同町が08年に鉄道資産有効活用を目的に策定した「温泉駅周辺整備計画」に基づき、車両を譲り受けた。同時に足湯や森林セラピーコースなどとともに「TR鉄道跡地散策コース」として整備した。

 ホテルは全長約16メートルの列車2両。1両を3室に改造し、全6室。車両は運行当時の外観のままで、1室2~5人用の宿泊施設に内装を改めた。延べ床面積は約86平方メートル。工事費は県の補助や過疎債、町費合わせて約4000万円。トイレと洗面所を備えるが、食事と風呂は目の前にある駅舎内のレストランと温泉を利用する。町が委託する「ひのかげ列車の宿有限責任事業組合」が運用する。

 このほど現地であった記念式典では、津隈一成町長ら関係者らがテープカットして完成を祝った。参加者らは併設の足湯や森林セラピーコースを楽しんだ。同町立宮水小学校の4年生13人も出席。足湯につかりながら「とっても気持ちいい。みんな日之影に遊びに来てください」とPRしていた。

 宿泊料は4人部屋1万円、2人部屋6000円など。問い合わせは事業組合0982・87・2600へ。ちなみにゴールデンウイークはすでに満室。それ以降の土日も5月いっぱいは空きがないという。【荒木勲】

毎日新聞 2010年4月23日 地方版
by mo_gu_sa | 2010-04-23 12:59 | 宮崎


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