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古湯・熊の川で全国ぬる湯サミット 8温泉地が参加

http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1586190.article.html古湯・熊の川で全国ぬる湯サミット 8温泉地が参加 _e0113829_372110.jpg

 「ぬる湯」で知られる全国8温泉地の関係者が一堂に会する「全国ぬる湯サミット」が24、25の両日、佐賀市富士町の古湯・熊の川温泉郷であった。講演や各温泉の代表者による意見交換会、ぬる湯に浸って地元の常連客が語り合う「ぬる湯談議」などを通して、各温泉地が連携して魅力を発信していくことを宣言した。

 フォレスタふじで開かれたサミットには約130人が参加。札幌国際大学観光学部教授の松田忠徳さんと温泉美容研究家の石井宏子さん(東京)が対談、健康や美容をテーマに熱く語り合った。

 松田さんは、「かつて薬湯として重宝されたぬる湯が健康によいと再び注目されている。旅館経営者が、その効能を理解して広く伝えてほしい」と語った。石井さんは、かけ湯を十分にして、熱めとぬるめの湯に交互に入るなど入浴方法をアドバイス、「泉質に応じて肌の手入れの仕方も異なるので、温泉に合った化粧水を用意すれば客に喜ばれます」と旅館関係者に提案した。

 各温泉地の代表者による意見交換会では、榊原温泉(三重)が「室町時代の短歌で恋の病を癒やした温泉地と詠まれていることをアピールしています」と紹介。五頭温泉(新潟)は「温泉は殺菌力もあり傷を治してくれる。湯治場として最適なのを広く浸透させたい」と述べた。

 サミットの締めとして実行委員長の岸川信義古湯温泉旅館組合長が「ぬる湯ネットワークを構築し、魅力を発信して健康づくりや心の癒やしに貢献します」と宣言した。

 古湯温泉旅館であった「ぬる湯談議」では、参加者は露天風呂に入り、「温泉効果でひざの痛みがなくなった」「都会の人にとって田舎は魅力。温泉とともに町の景色も大事にしたい」「古湯の良さを口コミでもっと広げたい」と語り合っていた。

◇サミット参加温泉地◇
竹崎(太良町)、島原(長崎)、平山(熊本)長湯、壁湯(以上、大分)、榊原(三重)、五頭(新潟)

【写真】ぬる湯と美容をテーマに対談する松田さん(左)と石井さん=佐賀市立富士生涯学習センター「フォレスタふじ」
by mo_gu_sa | 2010-03-25 18:16 | 佐賀


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