http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_126351752685.html
まちづくりを目的にした別府市の地域通貨「泉都(セント)」は新年度から、住民基本台帳カードによる運用を見直し、紙の「泉都券」に移行する。利用者が思うように伸びないことや、端末システムの維持・更新に多額の費用がかかるのが理由。市観光まちづくり課は「ボランティアやまちづくり、リサイクルの輪を広げるため、うまく方向転換し、使える場を増やしたい」と知恵を絞っている。 泉都は2006年4月に本格運用を始めた。ポイントはまちづくり活動やボランティア活動に参加して入手。昨年度から、リサイクル活動でも入手可能になった。集めたポイントは市営施設や協賛店舗で利用でき、温泉グッズなどにも交換できる。現在、約90万泉都(1泉都は1円が基準)が流通しているという。 昨夏には、泉都で応募すると市内の旅館・ホテル宿泊券などが当たるキャンペーンも初めて実施した。 泉都の導入は、住基カードの普及も目的の一つ。だが、泉都対応の住基カードの発行には時間がかかることなどから、利用登録者数は昨年12月現在で約1600人にとどまっている。 ポイントの入手や使用のため、市役所や市営温泉などに置いた約20台の地域通貨端末は最近、故障が頻発。機器の更新には300~400万円が必要とみられ、古くなったシステムも見直せばさらに費用がかかることから、住基カードから切り離すことを決めた。 泉都券のデザインなどはこれから検討する。たまったポイントは4月から半年間、泉都券に交換できる。 宿泊券当たるキャンペーン、今年も 別府市は、「泉都」を使って応募すると市内の旅館ホテル宿泊券などが当たる2回目の「ドリーム泉都キャンペーン」を実施。3月12日まで、市観光まちづくり課など3カ所で応募を受け付けている。 眠っている泉都を使い、まちづくりのため、あらためて別府の街を知ってもらうのが狙い。▽マッサージやエステなどを楽しめる「きれい・元気賞」▽旅館ホテル宿泊券や柴石温泉、鉄輪むし湯の入浴回数券などの「湯っくり賞」▽地獄めぐりバスの乗車券、関西汽船の1等乗船券などの「満喫賞」―の3コース。 1口500泉都で、何口でも応募できる。応募者全員に温泉タオルをプレゼントする。問い合わせは同課(TEL0977・21・1128)へ。 【写真】別府市役所環境課窓口に設置されている地域通貨端末
by mo_gu_sa
| 2010-01-15 10:04
| 大分
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