男性はマル出しだけど女性は…秘湯で“混浴女子”増加中

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 「混浴」が女性に優しくなってきた。バスタオルを巻いたまま湯船に漬かれる温泉や、胸からひざ上あたりまで隠れる「湯あみ着」を客に貸し出す施設が増加。「タオル巻き可」などの情報が入った温泉ガイドブック出版も相次いでいる。湯量に限りがある上質な温泉の良さを味わうには、無理に男女別にするより混浴が合理的。そんな“真理”に気付いた本物志向の女性たちが、各地の名湯を目指す。

 「わー、暖炉にあたっているみたい」

 長野県松本市の白骨温泉にある旅館「泡の湯」の混浴露天風呂。青いバスタオルを巻いた20代の女性2人がお湯の噴き出し口で歓声を上げた。源泉100%かけ流しで、飲むこともできる湯質の良さが人気の宿だ。

 奈良県から来た2人は「混浴もタオルを巻いていれば抵抗ありません」と話す。兄妹夫婦ら5人連れの大阪の中高年グループは「家族全員で入れるのが魅力ですね」。

 宿のおかみ、小日向真紀子さん(54)によると、最近は風呂の合間に宿のインターネットで仕事をする「おひとりさま」女性も珍しくない。そんな女性客の心理に配慮、体に巻くバスタオルの色にも気を使う。「白やピンクはどうしても男性の目を引くので、背景になじむ青にしました」。秋田県仙北市、乳頭温泉郷の「鶴の湯」「妙乃湯」の混浴も女性に人気。いずれもバスタオルは湯船の中で目立たない茶色だ。

 女性たちはなぜ混浴に向かうのか。国内に加え海外の混浴温泉も訪ね歩いている温泉ライター、山崎まゆみさん(39)は「5年ほど前からの秘湯ブームで泉質にこだわる行動派の女性が増えた。それに、良質な温泉を究めようとすると必然的に混浴になる」と解説する。

 源泉からの湧出量は決まっている。浴槽を男女別にすると湯が大量に必要になり、加水や湯の循環・再利用をせざるを得ない場合も多いため、理想的な「源泉100%かけ流し」は混浴が多い。

e0113829_14481623.jpg 2005年に「混浴を守る会」ができ、約1万2000人の会員がいる青森市の宿「酸ケ湯温泉」。湯船の出入り口正面には座らないで、などと客の心得が分かりやすく表示され、女性専用の湯あみ着の色は落ち着いたグレー。経験の豊富さを感じさせる。

 だが、ここで昨年ごろから、タオルを巻いたまま湯に入る男性が急増しているという。宿の温泉療養相談室勤務の成田晴子さん(45)は「男同士でも恥ずかしいようです。銭湯などを知らない人が増えているからでしょうか」と首をかしげる。

 酸ケ湯は湯あみ着はOKだがタオル巻きは禁止。男性専用の湯あみ着はまだないため、対応に苦慮しているという。

【写真】(左)乳白色の白骨温泉「泡の湯」(松本市)は混浴露天風呂が人気
    (右)女性向けガイドブックも多く出版されている
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by mo_gu_sa | 2010-02-16 11:54 | 温泉一般


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