http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1120&f=business_1120_235.shtml
ろ過機メーカーのバイタルシステムが「源泉熱利用給湯ハイブリッドシステム」を開発した。全国の源泉で42度以上の高温泉はおよそ48%で、そのうち冷やさないと入浴できない「熱い温泉」は60~70%と言われるが、同社ではこの熱い温泉を持つ施設に、「給湯の省エネ」と「100%源泉使用」をキーワードに売り込みを図っている。 システムは、源泉からの熱エネルギーを利用して水を温め、30度ほどに温まった中温水をヒートポンプ給湯機で65度程度に加温し、大浴場のシャワー・カラン、その他の給湯に使用するもの。大浴場の浴槽に送られる源泉は熱交換ユニットによって冷まされる。「冷水で薄めることなく適温にするので、源泉100%の温泉を楽しんでもらえる」(同社)。 システムの特長としては (1)従来型の燃焼式給湯機に比べ約5分の1のランニングコスト (2)従来の燃焼式給湯機のような燃焼部を必要とせず、火災や燃料もれなどのトラブルがないので安心して使える (3)二酸化炭素CO2排出量は燃焼式給湯機に比べ約70%の削減が可能 ──が挙げられる。燃料費の節約に加え、CO2の排出を抑えるので環境問題にも貢献できる。 システム導入にあたっては、法人事業所向けの省エネルギー機器専用リースを用いるので、比較的低コストでの導入が可能という。 一般的な旅館・ホテルで消費されるエネルギーのうち給湯用は約30%とされる。「照明や空調機器は省エネが進んでいるが、給湯はまだまだの状態。改善の余地は十分にある」と同社は指摘する。(情報提供:観光経済新聞社)
by mo_gu_sa
| 2009-11-20 20:09
| 温泉一般
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