http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20091008-553364.html
鉄輪温泉(大分県別府市)のホテルや旅館などが、同県や別府大と協力し、温度を下げた温泉の蒸気を活用して地元産の食材を蒸し上げる料理を新たに開発。ご当地メニューとして売り出そうと8日、同市内で試食会を開催した。
食材に合わせて、蒸気を50~80度の低温で調理するので食材から水分が蒸発しにくく、食感が良くてうま味も凝縮され、加熱による栄養分の損失も少ないのが特徴。肉を長時間蒸すと臭みが消えて柔らかく仕上がるため、県が食害対策で駆除したイノシシやシカの肉も有効利用できるという。
試食した広瀬勝貞知事は「野菜はしゃきしゃきして甘く、シカ肉もおいしい」と絶賛。食材ごとの温度調整や蒸し時間に関し、試行錯誤を重ねてきたホテル風月ハモンドの甲斐賢一社長は「源泉の蒸気を使っているのでエコな調理法。蒸気での料理を食べて『上機嫌』になってほしい」と盛んにPRしていた。(共同)
[2009年10月8日18時16分]